谷田家にゃん日誌 vol.3 ~お誕生日おめでとう その2~

こんにちは。
動物病院京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

今年ももう半年がすぎ、いよいよ夏到来ですね!
この時期は暑さで体調を崩しやすい子も多いので、空調管理など気を付けてください。
ちなみに、ねこちゃんに適した温度と湿度はこのように言われています↓

温度(室温):18~23℃
湿度:35%前後

さて、このシリーズを開始する前にくりさんが誕生日を迎えたことをお伝えしましたが、
実は谷田家にはもう1匹、6月生まれ(と設定している)子がいるのです!
それがこの子↓
「ちび」と申します
この子もなんと16歳を迎えました!(自己紹介は来週に)
いや~谷田家にゃんず高齢化ですね…
そして、またも持病持ち…
「肥大型心筋症」という心臓病を持ちながら過ごしています。
加えて、小さい時から視力が弱かったり歩くときにふらつきが出ています。
(おそらく頭の中に何かあるのでしょうが…調べていません…なにせ、拾ったときは私が中学生なのでそのような知識もなく…)
そんな小さい時からか弱かった子が16歳を迎えるなんて、
家族のだれもが予想していませんでした‼
今は父と母に甘やかされて悠々自適(?)に日々を過ごしています。

では、次回はこちらのちびちゃんの自己紹介をさせていただきたいと思います!
お時間があればまたご覧いただけるとうれしいです!

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

尿管閉塞について

こんばんは。
京都市上京区にある、ねこの病院 獣医師の 小川 修平です。

先日、1年に1回開催される日本猫医療学会の年次大会に参加してきました!
その名も猫の集会です!

今年は新型コロナの影響もあり、Web開催だったのですが、多くの方が参加されていました。
猫さんの病気について最新の知見を学んだので紹介します。

今回は猫さんの尿管閉塞について書きたいと思います。
そもそも尿管?尿道?など言葉がややこしいですが尿管とは尿を生成する腎臓と、貯蔵する膀胱を繋ぐ管のことです。

尿管閉塞とは様々な原因で尿管が塞がってしまう状態です。

最も多い原因は結石による尿管閉塞です。
結石が多い理由として
①昔よりも食餌で溶けない結石(シュウ酸カルシウム結石)が増えてきた
②猫さんの尿管の直径が4mm程度しかない(マウスでも同じくらいの直径)
という理由があります。

結石が詰まると尿を膀胱に送れなくなり腎臓に負担がかかり水腎症という風船が膨れたような状態になります。
水腎症という状態が続くと腎臓がダメージを受け、機能が戻らなくなります。
そうなるとその腎臓は尿を作れなくなり、逆側の腎臓に負担がかかり、腎機能は徐々に低下していきます。
両方の腎臓に結石が詰まった場合は急激に腎機能が低下し、場合によっては24時間以内に亡くなってしまうこともあります。

このように尿管閉塞は命に関わる非常に危険な病気です。

そして厄介なのは尿管閉塞は症状がわかりにくいことにあります。
尿管閉塞の症状は、元気がない嘔吐している、などのおしっこには関係ないような症状のこともあります。
ただし、腎臓への負担が増えると自宅での飲水量と尿量が増加します。
これは非常に重要な症状ですので普段から飲水量と尿量を見る癖をつけておいて下さい。

そのため、一見分かりにくい症状でも腹部超音波検査で腎臓をチェックしておくのが必要があります。

もし尿管閉塞があれば腹部超音波で拡張した腎臓や尿管が発見できます。

尿管結石の治療は内科的にお薬で尿管を広げて自然に結石が流れるのを待つか、外科的に尿管結石を摘出するかの2通りの治療があります。
年齢や結石の状態や尿管の拡張具合を見て決めることが多いですが、約3日間内科治療をして流れない場合は外科を選択すべきとのガイドラインもあります。

外科治療は尿管から直接結石を摘出する方法と、腎臓から膀胱にドレーンを入れ、別の尿の通り道を形成する手術がありますが、結石の数や位置などで決めることが多いです。

最近とても多い病気のため、上記のような体調の変化があればすぐに来院してもらえればと思います。

 

動物病院京都 ねこの病院
小川 修平

お外の世界

動物病院ねこの病院 副院長 小川 修平です。
梅雨入りでじめじめしていて早速自宅ではエアコンと扇風機のダブル使用です。
6/19からプロ野球が開幕しましたね!(私は小学生の頃から中日ドラゴンズのファンです)
選手たちにはこの閉塞感を吹き飛ばしてくれるようなプレーを期待します。

自粛期間中は基本的に自宅で料理をすることが多く、はからずも料理の腕が上がりました。
ドライカレーを作る機会が多く、玉ねぎのみじん切りのレベルが徐々に上っています🤔

 

さて、本題です。私は、本院の夜間診察にも週に2日入っております。
夜間診察は日中に比べると状態が危ない猫さんが来るケースが非常に多いです。

特に多いのが
①呼吸が速い
②ぐったりしている
③何回も吐いている

という症状です。
どれも非常に危ない病気の可能性があるのですが
最近はこれら以外にも多いものがありました。

それが、お外で車に轢かれたという主訴です。

車に轢かれると
①腹部臓器の損傷、出血
②肺挫傷
③肋骨骨折、気胸
④脳挫傷、出血
⑤手足や骨盤の骨折

などが起こります。骨盤骨折のレントゲン

 

懸命に治療を行うのですが残念ながら亡くなってしまうことが多いです。

 

要するに何を伝えたいかと言うと、
猫さんを極力、外に出さないで欲しい!ということです。

家猫さんの寿命が約15歳、外に出る猫さんの寿命が約13歳と言われています。

やはり外に出る子は感染や外傷のリスクが伴うため短命です。

うちの猫もベランダから隣家のベランダに逃走したことが何回かありますが、基本的にドアを開け閉めする際は猫さんが外に行かないようにケージの中にハウスするなど対策をしてあげて下さい。

そして万が一外に出てしまった時のためにマイクロチップを入れて置いてください。

マイクロチップは当院に来られた際か電話で問い合わせていただければ事前にご準備致します。

動物病院京都 ねこの病院
副院長 小川 修平

谷田家にゃん日誌 vol.2 ~自己紹介 その1~

こんにちは
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

あっという間に6月も終わりになりましたね。
つい最近、明けましておめでとうございますと言った気がするのは私だけでしょうか?

さて、谷田家にゃん日誌を継続するにあたって
谷田家のにゃんずのご紹介をさせてください。
いっぱいいるので覚えるのが大変かもしれないですが…
お付き合いいただけると幸いです
名前:くり
性別:女の子
柄:三毛
誕生日:2004年6月6日(譲り受けた日)
性格:若い時は気が強かったが、年齢とともに丸くなった?
男の人は苦手だったはずなのだが…
病院でのニックネーム:腹筋おばあちゃん
持病:慢性腎臓病、甲状腺機能亢進症

おそらくもっとも登場頻度が高いと思われます。
そんなくりさんから一言
「私のことを投稿するなんて聞いてにゃい!事務所を通してもらえるかしら⁉」
(事務所…私です…)

こんな感じで、自宅ではよくアテレコをして楽しんでいます。
診察中も癖で出てしまうことが多々…大目に見ていただけると助かります。

では、次回も皆さまと元気にお会いできることを楽しみにしています♪

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.1

こんにちは
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

梅雨に入って、もっと雨が降るのかと思いきや…
あまり降っていない気がしますね。(毎年こんな感じの気もします…)

さて、病院のブログなので病気の話もしなくてはなのですが、
よく飼い主様と話していて
「あ~これってうちのこだけじゃないんですね」
「そんなことあるんですか⁉」
など、いろいろな日常のお話をお伺いいたします。
そんな話を伺えることが実は楽しかったり…♪

そこで、谷田家のにゃんずたちの日常や小ネタをシリーズとしてブログにしてみようかと思います!
今回はこちら↓↓
『にゃ、にゃんですか?これは…』Byくり

先日、お休みの時に家族と釣りに行ってきました!
釣れた小さい鯛をくりさんに見せてみたときの反応。
ちゅ~るなどで真鯛味とかあるはずなのですが、実物はなんか違ったようです…。
※あとで湯引きした身をほんのちょこっとお裾分けしました

日本では「ねこ=魚」のイメージがありますが、本来ねこさんは肉食なのです!(ちなみにわんちゃんは雑食)
島国で漁港がたくさんあるところにねこさんがいることから、このイメージが定着したのでしょうね

このような感じで、ちょっとした日常をお届けしようかと思いますので、
お暇であればお付き合いください

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

ねこさん夏支度

こんにちは、動物病院京都 ねこの病院、動物看護師の山脇友香理です。
6月に入ってから30℃超えの日が連日続いており、人間もねこさんもバテバテではないでしょうか。

さて、そんなねこさんの夏支度を今日はご紹介させていただこうと思います!
ねこの夏支度?ってイメージつかないですよね。
短毛種のねこさんは必要ないのですが、この時期長毛種のねこさんの悩み・・・
春~夏にかけての換毛期で出来てしまった毛玉問題!
うまくブラッシングができなかったり、させてくれなかったりで春に抜けた毛が集まってどんどん成長して・・・
上から見ると一見普通のペルシャ猫さん(=^・^=)
背中の毛が全部絡まって一枚の布?ベスト?のようになっていました!↑↑刈り終わった後の毛皮(^o^;)
これだけの毛玉になっていると、皮膚が毛玉で引っ張られて脱毛したり、手足を動かすのも毛玉が引っ張られて
痛かったりします。
刈り終わった後は本人もスッキリした様子♪

別の日にはノルウェージャンフォレストキャットさんの毛刈り!
この子もいくつか毛玉が点在していて夏仕様に大変身☆
↓↓Before
↓After
毛刈り後は大好きなチュールをもらってご満悦☆☆☆

全身刈るのはちょっと抵抗が・・・という場合も胸~お腹だけ刈ることで涼しく夏を乗り切る方法もあります。
長毛種の毛のお悩みがあればお気軽に動物病院京都 ねこの病院までご相談ください!
ねこの病院は上京区にありますが、北区、右京区、中京区からも近い距離にあるので、わんちゃんの苦手なねこさん、是非ねこの病院へお越しください。
ねこ好きなスタッフがお待ちしております。

動物病院京都
動物病院京都 ねこの病院
動物看護師 山脇 友香理

誤食に注意!

こんにちは。動物病院京都 ねこの病院 小川 修平です。

緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常に戻ってきたような雰囲気がありますね。
お気に入りの飲食店なども再開し始めて嬉しい限りです(まだ安易に外出はしていませんが)。
ただ、StayHomeはそれはそれで、テイクアウトをするお店が増えて自宅にいながら
お気に入りのお店の味が食べれるので嬉しかったりします(私は上七軒にあるdeicoというスペイン料理のお店が大好きです)。
このまま上手にテイクアウトを組み合わせていければなあと思います。

本日は最近多い、猫さんの誤食についてです。
食べるものは様々ですが特に多いのが
・おもちゃの紐
・マットの切れ端
・おもちゃの一部

などです。

特に猫さんに人気なのはジョイントマットの様です。
食べられないところに隠した!と思っていても何のその、うまいこと引きずり出して食べるのが猫さんです。

もしご自宅の猫さんが何度も嘔吐する、液体を吐き戻す、などの症状があればすぐに来院してください。
超音波検査やレントゲン検査ですぐに異物が分かる場合があります。

異物をそのまま放置すると脱水症状や細菌感染、腸に穴が開き、死に至ることもあります。

異物が見つかれば外科手術で異物を摘出します。
胃や十二指腸に異物がある場合は内視鏡で負担が少なく異物を摘出できることもあります
(内視鏡を実施する場合は本院の動物病院京都で実施します)。

 

また、吐き戻しが多い場合には他にも胃腸炎や膵炎、腸の腫瘍などの可能性も考えられので
その場合も一度ご相談ください。

動物病院京都 ねこの病院
小川 修平

実はお尻が痛いのです… 肛門腺破裂のお話

こんにちは
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

先日は突然の真夏日となりましたが、皆様のねこちゃんは体調崩されていませんか?
うちの子(くりさん)はフローリングで伸びていました…。

さて、今回はこの1か月の間でよくご来院された病気について書きます。

「2,3日前からご飯を食べないんです」
「うんちが出ていなくて」
「隅っこに隠れて元気がなくて」

これは消化器系の病気かな(胃腸炎など)?重症なのかな?と思いつつ診察を進めます…

すると…

谷田『ありゃー、肛門腺破裂ですね…』
飼い主様「なんですか?それ???」

肛門腺破裂とは
ねこちゃんには肛門の左右(時計の4時8時の方向)に1つずつ肛門腺(肛門嚢)といわれる袋があり、中に液体が含まれます。
通常は排便時や怒った時などに、この液体が出てくれるのですが…
細菌感染や炎症が起こると正常に液体が出なくなり、皮膚が破れて穴が開きます
(想像しただけで痛い…)
この状態を、肛門腺破裂(肛門嚢破裂)と言います

痛みでご飯を食べなくなったり、排便時に痛みを伴うので我慢をする。
という症状が出てしまいます。

治療は
・残っている液体の絞り出し(これがまた痛い‼)
・患部消毒
・状態に応じて痛み止めや抗生剤のお薬
となっています。

破裂の度合いにもよりますが、発症から完治まで3~4週間ほどかかることが多いです。
ちなみに、さきほどの猫ちゃんの18日後がこちら↓ だいぶきれいになりました
治った後は定期的な肛門腺絞りが必要になるので、ご来院される方も多くいらっしゃいます。
ちなみに我が家のくりさんも前科もちです…
この病気になっている皆さん、一緒に頑張りましょうね…

 

と、食欲不振の原因は内臓の病気(胃腸・腎臓など)だけに限りません。
いつもと違うな?ということがありましたら、お気軽に病院にご相談ください。

ねこの病院
院長 谷田美和子

お誕生日おめでとう その①

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

最近はムシムシした暑さが続き、家でもエアコンに手が伸びてしまっています。
年々、暑くなっているように感じるのは私だけでしょうか?

さて、本日は我が家のにゃんこのお話です。
先日、我が家のくりさんが6/6に誕生日を迎えました‼
何歳に見えますか?

実は16歳なんです⁉
割と若く見える(と思っている)←親バカ

写真ではわかりませんが、実はある病気を抱えています。
①慢性腎臓病
②甲状腺機能亢進症
という2つの病気と共存しながら、毎日楽しそうに過ごしています。

現在の治療とすると
①慢性腎臓病
・週1回の皮下輸液(自宅)
・毎日2回の投薬

②甲状腺機能亢進症
・毎日2回の投薬

加えて、定期的な腎数値や甲状腺ホルモンのチェックで
状態の変化をなるべく早めに見つけれるようにしています。
病気を発見するに至った経緯や、経過などはまた別の機会にでもお話できればと思います。

 

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

 

長毛猫さんへ ブラッシング大変ではないですか?

こんにちは。動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。
当院は京都市上京区に位置します。
暖かくなり、過ごしやすい季節がやってきましたね。
新型コロナウイルスの影響で外出も自粛傾向ですが、皆様お疲れは出ていませんでしょうか?

さて、今回のブログは長毛猫さんの飼い主様に是非とも読んでいただきたい内容です。
こんなお困りはありませんか?
・脇の下や内股に毛玉ができている
・ブラッシングしようにも嫌がる

この時期、換毛期といって冬毛から夏毛に生え変わる季節です。
ふわふわの冬毛が抜ける

冬毛が夏毛の表面に付着

毛づくろいで多少のよだれがついて湿る

毛が絡まる

もうお分かりですよね?
繰り返すことで、大きな毛玉の出来上がりです。
ブラッシングをこまめにすれば防げるのですが、当院にご来院いただいている長毛さんたち
半分くらいブラッシング苦手と回答されます(感覚ですが…)
加えて、毛玉ができてからでは毛玉に皮膚が引っ張られており、痛いので余計にブラッシングが嫌だ!という子も多数…。

では、どうすればよいのか?
一度できてしまった毛玉(特に大きいもの)は正直ブラッシングでほぐすことは難しくなります。
そこで一度、バリカンで毛玉を取り除くことでリセットしてあげてすっきりと夏を過ごせるようにしてあげるのはいかがでしょうか?
詳しい方法などは次のブログであの看護師からご説明させていただきたいと思います!

 

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

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