谷田家にゃん日誌 vol.50 ~これって遊び?それとも止めたほうがいいの?~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

 

ようやく春の訪れを感じるようになってきた今日このごろ
ですが、まだまだ朝晩は冷え込みますね。
季節の変わり目は人も猫ちゃんも体調を崩しやすいのでご注意ください。


さて、

くりおばあちゃんの許可を得たのか得ていないのか・・・

というようなやんわりした感じで一緒の空間で過ごすことになった

陽坊っちゃん。

 

しばらくすると、よく飼い主様からもお伺いするあの現象が

我が家でも観察されました・・・

それは・・・

新入りさん、気を使わない問題!!

 

以前にもお伝えしたように、子猫はとにかく「遊びたい」ので

成猫さんだろうが、シニア猫さんだろうがお構いなく、

「かまって、かまって~~~」と行きがち・・・

先住猫さんの方はもちろん、迷惑千万です・・・・・・

 

ここで生じるもう一つの問題が、先住猫さんとの取っ組み合い(のケンカ?)

「これって大丈夫ですかね?」「人間が止めなきゃいけないんじゃ・・・」

とご相談を受けることの多い1つです。

谷田家の教育方針としては

『やられろ、やられろー』

です。

その結果がコチラ↓↓

 

 

 

 

 

というのも、猫社会のことはやはり猫ちゃんの方が知っています。

「他の猫との接し方」

「社会性の身につけ方」

「噛み加減の強さ」

等を教えてもらうには、先住猫さんに教育してもらうのが手っ取り早いのです。

(人ではどうしても教えられない部分があります・・・)

 

注意点として

・先住猫さんがやられっぱなしでないか?

・血が出るような傷をしていないか?

を見てください。

上記のことがあれば、人が介入して一旦クールダウンさせるほうが良いでしょう。

 

うちの場合、先程の写真を見てもらうと

くりばあちゃんのほうが強いのは一目瞭然!(手が早いんですよね・・・)

そのためこれらの時、谷田は微笑ましく(?)ソファーから見守っていました。

その結果、陽坊っちゃんも少しは学習したらしく

「くりばあちゃんを無闇に叩くな!返り討ちに合うぞ!!」を習得しました!


多頭飼育、初チャレンジで困ったことがあれば

ご相談いただけると幸いです。

 

動物病院 京都
ねこの病院 
院長 谷田美和子

ねこちゃんの病気の話 3 ~甲状腺機能亢進症~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

いつも、谷田家にゃん日誌というくだらないブログにお付き合いいただいて
ありがとうございます。

今回は、ちょっと真面目な病気の話
谷田家のくりさんも闘病中の甲状腺機能亢進症についてです。


『甲状腺機能亢進症』

1 甲状腺とは?
  首の中央部くらいにある臓器で、甲状腺ホルモンを分泌しています
  甲状腺ホルモンは全身の代謝にかかわる働きをしています

2  甲状腺機能亢進症とは?
  甲状腺の結節性過形成、腺腫、腺癌などにより甲状腺ホルモンが過剰分泌される病気
  高齢の猫ちゃんの代表的な内分泌疾患

3  症状は?
 ・体重減少
 ・食欲増加
 ・多飲多尿
 ・活動性の亢進、性格の変化
 ・被毛粗剛
  などが一般的ですが、食欲低下や嘔吐、下痢が起こることもあります

4 診断は?
  ・血液検査(血中サイロキシン、T4)

5 治療は?
  ・内科療法
  抗甲状腺薬(チアマゾール)の投与

  ・外科療法
  甲状腺の摘出術

6 治療後の経過観察は?
  内科療法を行う場合、最初に飲み続ける薬の量を決定するまでの間に
  2~3週間毎の定期的な以下のチェックが必要になります
  ・T4濃度の測定
  ・貧血のチェック
  ・腎数値のチェック
  ・血圧のチェック
  ※甲状腺機能亢進症では、もともと抱えていた腎臓病が隠れてしまうケースがあります。
    その場合、治療を行っていくともとの腎臓の悪さが明るみに出ることがあるので
    定期チェックは欠かせません。

7 治療期間は?
  内科療法の場合、基本的には生涯に渡って内服の投与が必要になります。


さて、今回はちょっと真面目な病気のお話でした。

8歳以上の猫ちゃんがいらっしゃる方は、

1年に1回、血液検査の中にT4を組み込んでおくことをおすすめしています。

 

動物病院 京都
ねこの病院 
院長 谷田美和子