猫さんの乳腺腫瘍について

こんにちは。動物病院京都 ねこの病院 副院長の小川修平です。
本日は猫さんの乳腺腫瘍について書きたいと思います。

猫さんの乳腺腫瘍、いわゆる乳がんはとても怖い病気です。
猫さんの乳頭は4対存在します。乳腺腫瘍とはその乳頭付近の乳腺にしこりができる病気です。

乳腺にできるしこりには良性と悪性の2種類あり、悪性のものがいわゆる乳がんと呼ばれるものですが
猫さんの場合、しこりの約80%が悪性の乳がんと報告されています。

悪性の乳がんの場合、何が起こるかというと
①すぐにサイズが大きくなる
②腫瘍が破裂する
③肺やリンパ節に転移する

ということが起こってきます。

乳腺にしこりがあった猫さんたちの約90%で既に肺やリンパ節に転移があったとの報告もあります。

治療は外科的に腫瘍を取り除くことですが、外科治療後の猫さんの66%で再発があったとの報告があります。

怖いことをいろいろ書きましたが、乳腺腫瘍を防ぐ方法が無いのか?ということですが、実は弱年齢での避妊手術が乳がんを予防してくれます。
報告では6か月齢以前、7~12か月齢、13~24か月齢時に避妊手術を行った場合の乳腺腫瘍の発生率はそれぞれ9%、14%、89%であるといわれています(残念ながら100%防げるわけではありません、、、)
つまり、避妊手術を若いうちにしておけば症例的に乳がんになる確率を減らすことができます。

腫瘍にならないのが一番ですが、もし腫瘍が小さいうち(2cm以内)に早期発見できた場合、すぐに外科摘出をすることで転移を防げる可能性がありますので、普段から猫さんのお腹を触る癖をつけましょう!

また、最近はキャットリボン運動が行われています。
このリンクにも詳しく猫の乳がんのことなどが記載されていますので、是非お読みください!

動物病院京都 ねこの病院
副院長  小川 修平

春のベビーシーズン到来♡

こんにちは。動物病院京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。
当院は京都市上京区の商店街の中に位置します。

さて、今回は「春のベビーシーズン到来♡」と題してお送りします。
なんのこと?と思われる方も多いかと思いますが、
お外で生活している猫さんは季節性で発情期を迎えます(大体春と秋くらい)
その結果4~5月くらいの誕生シーズンとなるわけです!

そして、親猫さんとはぐれたりおいていかれたりで、保護してくださることが多い時期でもあります。
よく、「子猫を拾ったけどどうすればよいですか?」というお問い合わせがあります。
まずは病院で
①週齢
②健康状態
などをチェックする必要があります。

①週齢
体重がどれくらいなのか?目は開いているのか?
と言ったところからおおよその週齢を把握します。
生まれて間もない子の場合、人工哺乳の必要があるため飼い主様(保護主様)のご協力がとても重要です。
もちろん、初めて保護される方も多いと思うので、我々がサポート致します

②健康状態
栄養不良でないか?ノミやダニはついていないか?先天的な病気はないか?
などを見ていきます

 

こちらのお写真は、約3週齢の子猫ちゃん(ビビちゃん)
本日、定期検診に来てくれました。
気になる体重は…250g!!
軽い!と思われる方も多いかと思いますが、実は初めて合ったときは97gしかありませんでした。
日に日に成長している姿を見て、なんだかじーんと来てしまう今日このごろです。猫ちゃんになったねぇ~
この成長の裏にはご家族の奮闘があります(3時間毎の授乳、排尿・排便を促すなど)

この様に、当院では生まれたての子猫ちゃんや離乳前の子猫ちゃんを保護された方もよくご来院されます。
子(猫)育てに悩まれた際は病院までお声がけくださいね!

最後に、今回ご協力いただいたビビちゃんとビビちゃんの飼い主様、ありがとうございました。

 

ねこの病院
院長 谷田美和子

猫さんの花粉症について

こんばんは。動物病院京都 ねこの病院 副院長の小川 修平です。
当院は京都市上京区にある猫専門の動物病院です。

この子は当院待合室のキャットウォークにいる、「おきばりやす舞子」ちゃん(通称 まいちゃん)のお仕事後の姿です。
病院の看板猫としていてくれるだけでなく、輸血が必要になった猫さんに血液を少し分けてくれる供血猫としても活躍してくれています!

最近、くしゃみや鼻水、咳で来院される猫さんが多いです。
子猫さんが多い時期で、猫風邪という細菌やウイルスが悪さをする鼻炎や気管支炎の場合も多いですがそれ以外の原因の場合もあります。
特にこの時期特有の「花粉症」により鼻炎や気管支炎の症状が出ることがあります。
花粉症、、、とてもつらいですよね。自分もヒノキアレルギーなので春~初夏にかけて鼻水がだらだら出ます。
本日はそんな猫さんの花粉症についてまとめてみました!

・症状
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみが多いです。
猫さんは目や鼻以外にも皮膚に症状が出る場合が多いので要注意です!
特徴としては、毎年特定の時期に症状が出る、などの場合は注意が必要です。

・治療
花粉によるアレルギー反応を抑えるためにステロイド剤や抗ヒスタミン薬を使用します。
ただし、花粉症と診断するのが難しいため他の病気でないことを確認していくのも大切です。

・予防
猫さんは人間と違いマスクができないので、それ以外の予防法が必要になります。
人間でも同じですが、部屋に入る花粉の量を減らすために、衣服をよく掃ってから室内に入る、洗濯物を取り込む際にもよく掃う、などが大事です。
また、室内で飛散する花粉の量を減らすために掃除をこまめにすることも大事です!

以上、猫さんの花粉症について簡単にまとめてみましたが、上記の症状で、実はウイルスや細菌が悪さをしていることなどもありますので症状がひどくなる前に一度ご相談ください。

花粉も病気も予防して猫さんと楽しい時間を過ごしましょう!

動物病院京都 ねこの病院
副院長 小川 修平

私が猫さんについて思うこと Part1

こんにちは。ねこの病院 副院長の小川 修平です。
京都市上京区にある猫専門病院で火曜日と金曜日に診察をさせてもらっております。

最近はコロナの影響か病院の外を出歩く人も少なく寂しく感じます。
毎年この時期はお花見や観光でもう少し街は活気付いているのにな~としみじみ思います。
早くコロナが落ち着いて普段どおりの日常に戻って欲しいですね。
突然ですが、外出自粛で休みの日は自宅で愛猫観察しているためなぜ猫さんはこんなに可愛いのかを真剣に考えてみました。

・猫さんの何が可愛いのか?
猫さんって本当に可愛くて(何回言っても言い足りないくらい)すべてが愛おしいのですが、
特に可愛いと思うのは、「目」「もふもふな被毛」「声」「性格」「匂い」です(これでもかなり絞りました)。

・目
猫さんの目、特に虹彩という部分はどんな綺麗なアクセサリーよりも魅力的に思います。ちなみに色には7種類あると言われており、左右の色が違うのはオッドアイと言われています(オッドアイの中でもダイクロイックアイというすごく珍しいパターンもあります。)。
ちなみにうちの小川おたまさん(1歳半の女の子)はきれいなグリーンです。

 

・もふもふな被毛
猫さんの被毛、ついつい顔をうずめたくなりますよね(私は毎朝毎晩お腹に顔をうずめています)。
なんであんなにもふもふなんだろう?また、毛めちゃ抜けるやん!と日々思われる方も多いのではないでしょうか?
それもそのはず、猫さんの身体には約100万本の被毛が生えています!(人間の髪の毛が10万本程度)
ひとつの毛穴から6本も毛が生えているそう、、、
なのであれだけ抜けても、もふもふのままなんですね~!

 

・ 声
猫さんってめっちゃいい声してますよね。ゴロゴロだったりニャーだったり。
猫さんの鳴き声ってリラックス効果があると思っています。
おそらく、母性本能をくすぐるような周波数に違いないでしょう。
あの声を聞くだけで、たとえ自宅の猫さんがダンボールを散らかしたり、畳んだ洗濯物をくちゃくちゃにしたりしても許してしまいます。

・性格
性格も最高ですよね。付かず離れずな感じで大好きです。
どうやら、猫さんは人間のことを大きな猫だと思っているそうですね。
ですので、猫さんは私達と対等な態度で接してくれることが多いと思っています。
上下関係とか利害関係とか無くしんどいときにも寄り添ってくれる最高のパートナーだと思っています。

・匂い
これも外し難い項目です。猫さんの毛、めっちゃいい匂いですよね。
ことあるごとについつい猫さんのお腹や首元や肉球などを嗅いでしまうのですが、なんとも表現し難い匂いがします。
毛づくろい後に日向ぼっこをした匂いなので、干したてのお布団の匂いに似ているのでしょうか?
うーん?少し違うような気もします。匂いを嗅ぐだけでめちゃリラックスしてしまいます。
ちなみにお煙草吸われる方は、猫さんのいないところで吸う努力をしてあげてください!
猫さんの被毛に煙草の成分が付着くし、その成分を毛づくろいでなめてしまい、腸のガンになりやすくなるという報告があります。

皆さんも猫さんの好きなポイントがあると思います。
私はこんなとこが好きだ、とか、うちの子はこんなところが可愛い、とかあれば何でも話してください!
可愛さ自慢し合いましょう!笑

動物病院京都 ねこの病院
副院長 小川 修平