ねこちゃんの口内炎のお話 パート2

こんにちは。京都市 北区にある動物病院 京都および京都市 上京区 ねこの病院 獣医師 尾関 康江です。

朝晩はまだ冷える日もありますが、日中の気温は随分と上がり、出勤日の朝は紫外線が気になる季節となってきました。外猫さんにとっては発情期、飼い猫さんにとっては日向ぼっこできる時期となってきました。私もねこの病院に出勤する日はぼんやり外を眺めていたいなと思うことがあります。

今回は、昨年11月にお話させてもらった口内炎の追加話をお伝えしたいと思います。
口内炎は完治することは難しく、抜歯処置を実施した後でも、口腔粘膜の赤みが残ったり、時間と共に赤みが悪化することがあります。また、パート1でも記載したように、猫エイズや猫白血病ウイルスを持っている場合は症状が重く出ることがあります。ねこちゃんの口内炎は獣医療の中でも確立された治療法はなく、改善しにくい子も多いため悩ましい問題ではあります。

抜歯前の口腔内の状態

 

歯周病の治療としてレーザー治療はすでに一般化されています。レーザー治療の目的として、①歯周ポケット内に存在する細菌を死滅させ、口腔内を無毒化させること ②レーザーの熱により歯肉の炎症を和らげ、組織を修復させることが挙げられます。ねこちゃんの口内炎治療レーザーを導入されている動物病院はまだ少ないのですが、当院では今年1月末よりレーザー治療を導入致しました。                                    ねこちゃんでの口腔内トラブルに対するレーザー治療はヒトと同様で、口腔内環境の改善と炎症を起こした歯肉の腫れを鎮めることです。今までは炎症を鎮めるために、痛み止めやステロイド剤を使用し、口腔内環境を良くするためにサプリメントを併用していました。レーザー治療を併用することで、ステロイド剤の投与間隔が伸びたという報告があり、実際に当院でも抜歯処置の後の継続治療としてレーザーを併用しました。その結果、歯肉炎を完全には押さえ込めてはいませんが痛み止め(非ステロイド剤)を使用せずにご飯を食べられている子がいます。また、長期間の内服投薬は特に中年齢以降のねこちゃんには副作用も考えて使用しなければいけないので、レーザー治療の併用により減薬できることはとてもありがたいです。

レーザー治療前

数回のレーザー後 歯肉の赤みと涎の量がましになりました。

 

ただ、レーザー治療の前に歯の状態に応じて、歯石除去や抜歯処置といった歯に対する治療が必要になります。また、レーザーの治療機械の利便上はレーザー治療は本院のみにて受付ております。ヒトと同じように寿命が長くなったことで、歯の老化も顕著になってきます。ドライフードをこぼすようになった、最近口周りを気にしてよく前肢で掻いているなど変わったことがありましたら、来院下さい。また、以前抜歯を考えていたけれど、年齢もとってきたし麻酔に対するリスクがご心配の方、ねこちゃんの口腔内トラブルでお困りの方も是非ご相談下さい。

 

 

動物病院 京都
ねこの病院
獣医師 尾関 康江

 

 

 

なんでも食べてしまう猫さんへ

こんにちは!

京都市上京区の動物病院京都 ねこの病院 獣医師の中西です。

カメラが趣味の私は最近、北野天満宮に梅の写真撮影にいってきました。いい天気で梅がきれいに咲き、メジロの姿もみられ、多くの人が訪れていました。また、今年初のおみくじもひいてみましたが、「凶」を引いてしまいました。

「梅」・・・「凶」・・・。そんなわけで今日は異物摂取についてお話します(※梅は中毒物質です)。

 

ねこさんが間違って食べてしまうもので多いのは、ねこじゃらし状のおもちゃや糸などの「紐状」のものです。ねこさんはこれをで遊ぶのが大好きなのですが、そのまま遊んでいるうちに飲み込んでしますことがあるのです。紐なんて飲み込んでも大したことないと思われるかもしれませんがとんでもない!これがお腹の中でひっかかってしまうと腸が巾着の紐のようにまとまってしまい、最悪腸が破けてしまい腸の内容物がお腹の中にもれてしまいます。また、紐状のものが腸の奥の方にまでいってしまうと、お腹を開けてとるしかありません。

 

他にも、ビニール袋をたべてしまったり、掃除用の洗剤や車の不凍液をなめてしまったりと不適切なものを食べてしまうことがあります。

一番大事なことは予防です!ねこさんの手の届く範囲に飲み込んでしまうもの、有害になってしまうものを行いようにこころがけるようにしましょう。

 

それでもなにか食べてしまった!なめてしまった!ということがありましたらすぐにお電話をしていただくようにお願いします。その際に、「いつたべたのか」「何をたべたのか」「どのくらい食べたのか」といったことをできるだけ具体的に伝えるようにしてください。

 

ねこさん、飼い主さん、どちらも健康にすごせるのが一番ですので、こんなことが起こらないように気を付けてあげましょう。

ねこちゃんもメタボの時代・・・

こんにちは。京都市上京区のねこの病院件、京都市北区北野白梅町の動物病院京都の看護師 山脇 友香理です。
3月も残すところあと2週間となりましたが、まだまだ寒い日が続きますね。
例年ならサクラの開花予想がそろそろ発表される時期かと思いますが、今年はまだのようですね。
寒いのが苦手な私にとっては春が待ち遠しくて仕方ありません(>_<)

さて、今日はねこちゃんの『メタボ』についてお話します。

『メタボ』、『肥満』は人間の方でも気付いてはいても気付かないふりしたいもの・・・
美味しそうなお菓子やご飯が手軽に口にできるように食生活が時代とともに変化してきた結果だと思います。
ねこちゃんも同様、昔はペットショップにも今みたいにたくさんの種類のフードや缶詰、おやつなんてなかったはず。
でも最近はねこちゃんのおやつもものすごくたくさんの種類が販売され、味も美味しくなりグルメなねこちゃんが増えています。
そして気付かないうちに『肥満』への道は始まっているんです!!
おやつを喜ぶからつい・・・といってあげていたもの、ちょっとした食べ物のつもりが実はビッグカロリーなんです!
「最近ちょっと太ったな。でも700gの増加だからたいしたことないか」と思っていませんか?
例えば3kgのねこちゃんが700g増の3.7kgになった場合人間に換算すると58kg→71.5kgになったことになるんです!そう考えると700gって決してたいしたことない数字じゃないんです!

では肥満になると何がいけないのでしょうか。
ねこちゃんの場合肥満は「糖尿病」「心臓病」「尿石症」「関節炎」のリスクを高くしてしまいます。
糖尿病になってしまえば、インスリンの注射が必要になったり、糖尿病用のご飯を食べないといけません。
心臓病になってしまうと、投薬管理が必要になったり、最悪突然死したりしてしまいます。
また尿石症も同じくおしっこが出ない状況になると命を脅かすこともあります。
関節炎になってしまうと、今までキャットタワーや高いところが好きで登っていたのが登れなくなってしまったり、
自由に走り回れなくなったりします。
大切な愛猫たちがこういった状況になってしまうと飼い主としてはとっても悲しくなります。
こうならない為にも日々の体重管理はねこちゃんが元気で長生きしてもらう上で必要なことです。

現在ねこの病院と動物病院京都本院ではダイエットに取り組みたいと考えておられる方にこのような
ダイエット食の500g現品サンプルをお配りしております。

また、食事量の相談も行っておりますので、お気軽にスタッフまでお尋ねください。

動物病院京都
動物病院京都 ねこの病院
動物看護師 山脇 友香理

ねこちゃんの慢性腎臓病について

こんにちは。京都市 北区にある動物病院 京都および京都市 上京区 ねこの病院 獣医師 尾関 康江です。

寒い冬も終盤になり、春に向けて日中の暖かさが増す日が増えてきたように思います。早いところでは桜が開花し始めました。ねこの病院の近くにある北野天満宮では、梅苑の公開がされ、駐車場付近に植わっている梅もきれいに色づいています。

今回は、ねこちゃんの腎臓病についてお話したいと思います。腎臓病は進行の程度によって急性と慢性に分かれますが、今回は中年齢以降のねこちゃんに多い慢性腎臓病についてです。進行がゆっくりなので、異変に気づきにくく、症状が出た頃には深刻な状態になっていることが多いです。腎臓は年齢とともに老化してきます。例外として先天的に腎臓に問題があり、若いころから腎臓病を発症するねこちゃんもいます。

腎臓の働きは①尿を産生する、②赤血球をつくることに関係しているエリスロポエチンというホルモンを産生する、③副腎皮質ホルモンの一つである電解質コルチコイドの分泌を調節するレニンという酵素を産生しています。      ① 尿を産生することで、身体のなかの余分な水を捨てるだけでなく、代謝で出た有害物を捨てたり、血液の中の成分を調整しています。また、腎臓の機能が落ちてしまうと、必要な水分がきちんと身体に吸収されなくなるので、飲水量が増えます。そして、病態が進行すると毒素が身体に残り、塩分バランスがうまく保てなくなるので、食欲が落ちたり、吐き気が増えます。                                          ② 赤血球の産生を促すエリスロポエチンが産生できなくなるので、赤血球が減少して貧血が進みます。         ③ レニンは蛋白質とくっつくことで血管を収縮させ、血圧をあげます。腎臓機能がおちると、腎臓へ流れる血液が少なくなるため、それを補おうとレニンが過剰に産生される結果として血圧が上がります。

 

引用 SA medicine 80号 株式会社 インターズー

腎臓が悪くなった時の症状はお水を飲む量が増える、おしっこの色が薄くなる、便秘がちになる、毛艶が悪くなる、口臭がきつい、何となく痩せてきた、といったあまり特徴のない症状が多く見られます。病状が更に進行すると、食欲廃絶、嘔吐、下痢が認められます。ねこちゃんの腎機能は、主に尿検査と血液検査、血圧測定で調べていきます。大まかには上の表のように、ステージ分類されます。

一度障害を受けた腎臓の機能は回復しません。そのため、残っている腎臓の機能を温存させるために、病状が進行するのを軽減します。ヒトで行われる腎移植という治療法はまだねこちゃんではきちんと整っていません。腎臓病の治療では、体から過剰に失われてしまう水分を外から補ってあげる点滴が基本となります。初期の段階であれば、腎臓に優しいご飯(リンやタンパク質の含有量が調整されたもの)、血圧を下げるお薬の併用などがあります。

 

点滴は院内で実施しますが、病院に来ることでストレスを感じるねこちゃんだったり、通院の負担が大きいときには、自宅での点滴のやり方を指導することもあります。また、腎臓食の中でも最近では、以前に比べて嗜好性の良いフードが増えて来ましたので、ねこちゃんも良く食べてくれています。何かお困りのことがございましたらご相談下さい。
また、中高齢のねこちゃんで、腎臓病以外の病気が隠れている場合もよくあります。最近病院に行っていないという方は、是非病院まで足を運んで下さい。看板ねこの、おいちゃんとまいちゃん、レアキャラのにまめちゃんに会いに来てください。

動物病院 京都 ねこの病院                                              獣医師 尾関 康江

 

 

 

 

 

☆ ホテル満喫中 ☆

こんにちは。
京都市上京区の動物病院京都、ねこの病院、動物看護士の大橋真美です。

今日は、ホテルを満喫してるねこちゃんをご紹介します。トラちゃんです。
トラちゃんのお父様はお仕事がお忙しいので、時々少し長期でお預かりすることがあります。
ねこの病院が開院するまでは、北区にある本院にてのお預かりだったのですが、
開院してからは、ねこの病院へ。
本院でも、快適に過ごしていましたが、ねこの病院ではさらに快適にすごしています(^O^)

基本的に、マットの上で爆睡・・・(^-^)

起きてごはんを食べる。

まわりをきょろきょろ((+_+))

こっちをじーっと・・・。

そしてまた爆睡・・・。

またお泊りおいでね(*^_^*)

いつかねこちゃんみたいな生活をしてみたいなぁと思う今日このごろでした。

動物病院 京都 ねこの病院
動物看護士 大橋真美