谷田家にゃん日誌 vol.30 ~腎臓病 急性期から慢性期へ~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

先日(6/6)にくりさんが17歳の誕生日を迎えました!!
人の年齢に直すと84歳くらいです。

お誕生日の様子↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

誕生日プレゼントとして、いつものご飯(療法食)じゃないものをあげました。
嬉しすぎて、食べる勢いがすごかった…(一気食いして吐かないか心配でした。)
そしてその後、療法食イヤイヤ期が少しありました…やってしまった…


さて、前回のにゃん日誌ブログで3日間の治療で
効果が確認されたくりさん

問題はこの後
ずっと入院しているわけにもいかないので…
①どのように通院に切り替えるか
②通院にした後どのような治療が必要になるか
を考えなければいけません

 

くりさんの場合
①どのように通院に切り替えるか
 静脈点滴から皮下点滴に切り替え、腎数値の再上昇がないかを確認
 問題なければ通院に切り替える
 という方法をとりました

 

②通院にした後、どのような治療が必要になるのか
 以下の治療を継続することにしました。

 ◆療法食
   様々なメーカーさんから、多種多様な腎臓用ご飯が販売されています。
   よく食べてくれたものを使用することにしました。

 ◆投薬
  ・ラプロス:腎臓の繊維化を抑える目的
  ・ウロアクトプラス:尿路感染予防目的

 ◆皮下点滴(自宅)
  くりさんの場合、片方の腎臓が萎縮しているので
  いつ何時また悪くなるとも限りません
  そこで自宅で皮下点滴を行うことにしました

 ◆定期チェック
  体調が落ち着いていても以下の項目を3~6か月毎にチェック
  ・血液検査
  ・尿検査
  ・腎臓、膀胱エコー

上記の治療は、入院事件から3年経った今も続いています。
それぞれの詳しい内容はまた別のコラムで扱わせていただければと思います。
(書くことがいっぱいで追いつきませんね…申し訳ありません。)


このように、急性腎障害を脱しても
慢性腎臓病へ移行している(または進行していく)ことも十分に考えられます。

その場合は、ご家庭でできることを中心に
できる限りのケアをしてあげることで、腎臓への負担を軽減し
少しでもラクに元気に過ごせる時間を作ってあげることができると思っています。

 

「うちでできるのは投薬まで」
「投薬はできないけどご飯や点滴は頑張れる」
など、ねこちゃんによって治療法はさまざまです。
うちの子はどの治療ができるだろう?ということもお話させていただきますので
お気軽にご相談ください。

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子