谷田家にゃん日誌 vol.38 ~まさかそんなもの食べる⁉の話~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

 

最近は秋めいた気候で過ごしやすい日も増えてきましたね。
ただ、昼夜の寒暖差も大きいので人、ねこちゃんともに
体調管理には気を付けたいものです。

 

 

 

 

 


先日のくりさん
足が完全に落ちてます。くつろぎすぎでは…人様のソファーなのですが…

 

さて、今までの谷田家にゃん日誌で書いたつもりが
かけていないネタがあったのでお話したいと思います。

これは、谷田家でもいまだに笑われている話です


今回の登場人物は…
我が家の大食いモンスター
玖助(きゅうすけ)です!

←おばあちゃんわんこの枕になってあげる
 優しい子なんです…

 

 わんこの毛 モサモサですがご了承ください…

 

 

 

これは、まだ谷田が亀岡で生活していた頃の話…

朝起きてくると

母「今日、朝起きたら玖ちゃんがケージの外に出ててな~」

※谷田家は基本ケージ飼育なので、夜はみんなケージの中で寝ます。

谷田「なんも食べてへんやんな?」

母「たぶん…?」

とのことで…玖ちゃんのケージをチェック…

すると……

ご丁寧にイタヅラの跡が…

机の上にあったパンの袋(ちょっとチョコレート練りこまれている)のと…

「柿ピー」!!!

思わず笑ってしまいました…(決して笑い事ではないんですよ)

まさかそんなもの食べるとは思っていなくて…

 

その後どうなったかというと…

当然、谷田に病院に連れていかれ(JRの手荷物料金 ¥290 払いましたよ!!)

誤食後時間が経っていたので催吐処置はできないので

点滴されて終了

本人はなぜ連れてこられたのかよくお分かりになっていない様子…

 

これが、現在でも谷田家で「柿ピー事件」として語り継がれることとなった

玖ちゃんのやらかしです。


このように、フード以外にも食べてはいけないものを食べる

「誤食」というのは比較的よく遭遇する事故です。

ただし、胃腸炎や膀胱炎と違い「人の注意」で防げるものですので

皆様も一度ねこちゃんの身の回りの物を確認してくださいね。

 

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.37 ~腎臓でも甲状腺でもなく…の話~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

 

最近、毛が抜けて抜けてしょうがないです…
今年、よく毛が抜けませんか⁉
(これ感じてるの私だけかな…)

 

 

 

 

 

 

「なんか乗せられましたね…」
(あなたの毛玉ですよ…)

 

さて、甲状腺のお薬の調整も行い
なかなか好調に過ごしてくれていたくりさん。

もうお分かりですよね?
またまた何かやらかしてくれました…


2019年11月14日

突然、ご飯を食べなくなった!!!

嘔吐や下痢はないが、元気もない…

もしや腎臓が悪くなったのか?もしくはまた甲状腺のお薬の関係か?

と思ったら……

 

こちらでした↓↓↓

「肛門嚢(腺)破裂」

を起こしていたのです。

肛門嚢はお尻の穴を中心として4時と8時の方向にある分泌腺です。

ねこちゃんは排便時や危険を感じたときなどにここからくさい液体を出します。

普通は管を通って肛門から液体を出すのですが、

嚢の中で感染があったり、シニア期になり分泌物が硬くなると自然な排泄が難しくなります。

そのため、嚢が破裂し肛門の横に穴が開いてしまうのです。

詳しくは別のブログで紹介しているので覗いてみてくださいね。
☞ https://neko-kyoto.jp/blog/blog-0-59/

 

ちなみに…

治療を行ったら、すっかり元通りに元気になってくれました!

色々やらかしてくれるので困ったものですね…


動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.36 ~お薬を飲んだからもう安心!…ではなかったの話~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

 

9月に入り、今年も残すところあと3カ月半という衝撃の事実に驚いています。
写真は先日、亀岡の実家に帰った時の玖助(きゅうすけ)です。

 

 

 

 

 

 

私の腕を枕にスヤスヤ…
現在一緒に住んでいる、くりさんは私にこういうことしてくれないので
癒されました

 

さて、前回はコラムとしてご飯の話をしていましたが、
また話題はくりさんに戻ります。
前回のお話はコチラ→谷田家にゃん日誌 vol.34 ~甲状腺の治療を始めたよ~ | 動物病院 京都 ねこの病院 (neko-kyoto.jp)


2019年7月から甲状腺機能亢進症の治療を始めたくりさん

夜泣きも減り、体重も戻ってきて一安心していたのもつかの間…

 

2019年9月初旬に事件は起こります…

なんとなく元気がなく、ご飯の食べが悪い…でも体重減ってない…

病院で検査してみたところ

腎臓の数値も悪くなっていないし

甲状腺の治療も良好

……どうした?くり…

若干甲状腺の数値が下がりすぎたのか…??

そんな疑問があったので、一旦甲状腺のお薬を休薬してみることに。

 

すると1週間後

すっかり元通り!!!

どうやらお薬が効きすぎてしんどかったみたいです。

実は後々見返すと以下のような変化が表れていました。

 

 

 

 

 

 

 

(※2019年9月18日の検査結果が手元になかったため後日修正いたします。)

 

甲状腺ホルモンは代謝にかかわるホルモンです。

分泌が減ると(甲状腺機能低下症、高齢わんちゃんで多い)

・活動の低下

・食べてないのに太る or 体重が落ちない

・貧血など血球の減少

・持病として腎臓が悪い場合、腎臓病の悪化

などが生じます。

つまり、くりさんはお薬が効きすぎた影響で

甲状腺機能低下症に近い症状が出ていたのでした。


このように、治療をしているからもう安心!は油断大敵です。
体に合った投薬を出来ているかは定期的にチェックしましょうね!

 

ちなみに…
くりさんとのご飯「あれじゃない、これじゃない」戦争は
まだまだ続いています……

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.35 一息コラム① 腎臓用ごはんの話

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

 

またまた更新が滞っており、
楽しみにしていただいている方(いるのかな?)には申し訳ありません。


今回はうちの子の話とは少し違いますが、
「腎臓用ごはんの話」をしたいと思います。

え?ごはん???
と思われたかもしれませんが、
これがなかなか…種類も多いしどれがいいのかわからない!
という「困った!」を経験することがあります。

当院では、基本的に腎臓食が必要とわかったねこちゃんには
サンプルご飯をお渡しすることが多く、いくつか試してもらってから
一番よく食べてくれるものを使用していただいています。

 

以下が当院で主に扱っている商品です。
(製造業者様の許可を得ていませんので、社名は伏せさせていただいています。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すごくたくさんの種類があることがわかりますね。

・粒の大きさ
・粒の形
・匂いや味

など、猫ちゃんの食べやすさ好みはそれぞれなのでこれだけのバリエーションが展開されています。


ちなみに、我が家のくりさん最初はE社さんのご飯を食べていました(約3年)

ところが、急に「これじゃない!」と言い始め

現在いろいろなメーカー様のご飯を試しています…

…がどれもこれも、少し食べたら「う~ん、もういいかな~」と言われます。

これ、本当によくありますよね…

今までご飯の件で苦労して来なかったので、飼い主様のご苦労が身に染みております…

好き嫌いが多い猫ちゃん(グルメ?美食家?)の飼い主様、谷田も一緒に頑張ります。


動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.34 ~甲状腺の治療を始めたよ~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

今年も祇園祭の山鉾巡行が新型コロナウイルス感染症の影響で取りやめとなり
少し寂しい夏になりました。

いよいよ梅雨が明け、本格的な夏の到来ですね。

 

 

 

←先日の東京2020の開会式

 じっと見つめています


さて、前回のにゃん日誌にて

 

新たに「甲状腺機能亢進症」が判明したくりさん。

この病気は何なの?治療はどうするの?というところですが、

病気のことは別のブログでお話させてもらいますね…

治療としては

①外科手術
 甲状腺が腫瘍化している場合に、摘出することでホルモンが出ることを防ぎます。

②内服
 チアマゾール(メルカゾール)というお薬を飲みます。
 ホルモン拮抗薬として、体内の甲状腺ホルモン濃度を下げます

③ご飯
 甲状腺用のご飯があります

の大きく3つがあり、どれかを使用(または組み合わせる)ことがほとんどです。

 

くりさんの場合15歳と高齢だったことと、慢性腎臓病もあったため

②の内服で治療を行うことにしました。

 

 

治療後1~2週間ほどで、よく鳴くという症状もおさまり、

体重も戻ってきてくれていました。

しかし、お薬の量は猫ちゃんの年齢や体調などでも変更が必要になります。

(詳しくは次々回のブログでご紹介します!)

 

同じ病気で治療している猫ちゃんは

定期チェックを受けて、お薬の量がねこちゃんの体調に合っているか見ていきましょうね。


動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.33 ~よく鳴くようになった⁉認知症?の話~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

 

先月より行われていた、動物病院 京都(本院)の改装工事ですが、
皆様のご協力もあり、予定より早く終了することができました。
よろしければ、新しく生まれ変わった本院ものぞいてみてくださいね。

 

改装終了に伴い、7/8(木)より
ねこの病院は今まで同様、獣医師1名・看護師1名で診察を行っています。
ご予約が取りづらい状況が続き申し訳ございません。
急を要する症状の場合は一度ご連絡いただけると幸いです。


さて、前回はシニア期のねこちゃんの飼い主様へのお話でした。

今回も、シニア期のねこさんにあるあるの事ですので、

是非ご覧ください。

 

2019年7月

なんか最近よく鳴くな・・・

5月に引越ししたから、今になって落ち着かないのか・・・?

それとも年だから認知症か⁉(当時15歳)

と、またまた何やらやらかしているくりさん・・・

 

 

←「失礼な!」なにもやらかしていないですよ!

 と当時お気に入りの箱の中から…

 

 

そういえば、ちょっと痩せた気もするな…

また腎臓か?でもご飯よく食べて、吐いてもないしな…

ということで

2019年7月19日 受診

体重 3.64kg (2018年7月 3.96kg)

と、特にダイエットもしていないのに体重が減っていました。

そして血液検査の結果がこちら…(気になるところのみ抜粋)

 

 

 

 

 

みると、腎臓の数値は問題なく維持しています。

…しかし…

……そっちかぁ~。 と思った瞬間でした。

表の「T4」という値が高く、しかも機械の測定可能範囲を大幅に超えています…。

このT4という値は、甲状腺疾患を見つけるためのものです。

過去にも同じ項目の測定をしており、以下がその推移です。

 

 

 

約1年で基準値を大幅に超えている結果になっています。

くりさんは認知症ではなくシニア猫さんによくある

「甲状腺機能亢進症」

が原因で、上記の症状が出ていたのです。


中年齢以上(8歳以上)の猫ちゃんとお過ごしの方へ

・食欲旺盛なのに痩せてきた

・よく鳴くようになった

・怒りっぽくなった

等の症状は甲状腺機能亢進症の際によく見る症状です。
※上記以外にも、反対に食欲低下や下痢などもあります。

すこしでも気になった方は一度健康診断を受けてみてくださいね。

 

ちなみに、谷田家にゃんズは8歳を超えてくると半年~1年に1回

甲状腺なども含めて健康診断をするように心がけています。


動物病院 京都
ねこの病院
院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.32 ~自宅治療への切り替えと看取り~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院 院長の谷田美和子です。

最近は梅雨明けか?と思わせるほどのお天気と暑さが続くことがありますね。
また、これからの時期は台風シーズンでもあります。
こういった荒れ模様のお天気の時期も、
ストレスなどから膀胱炎になるねこちゃんを多く見かけます。

 

いつもと違う様子があれば、ご相談ください。


前回の谷田家にゃん日誌vol.31で

肺に腫瘍が見つかり胸に水が溜まっていたみいさん。

検査の結果、肺腺癌が疑わしいという結果でした。

 

腫瘍が見つかった時に重要なのは(腫瘍に限らずかもしれませんが)

①ねこちゃんとどういう風に過ごしたいか

②検査や治療をどのようにしてあげるか

ということを、ご家族皆さんで話してもらうことだと思っています。

 

谷田家の場合

①なるべくお家で過ごさせてあげたい
 痛みなどの苦痛は取ってあげたい
 できるだけ楽に過ごさせてあげたい

②積極的な検査(この時CT検査が候補でした)は望まない
 外科手術や抗がん剤も望まない
 対症療法(痛みをとる)などはしたい

という形でした。

 

そのため、なるべく家族と一緒にいられる時間を作ることを目標に

以下の治療に切り替えることにしました。

①自宅への酸素室設置
 酸素室をレンタルしてくださるところが数社あります。

②自宅点滴
  水分補給・栄養補給などを目的に

③好きなものを食べてもらう!! ←地味ですが、一番大切だと思っています!

 

←酸素室(自宅)の中での様子

実の子(ちびさん)のことが大好きだったので

一緒に酸素室に入っていました。

いつも通り、ちびさんの上に乗ってご満悦です。

 

 

そして

この写真を撮った5日後の夜中

家族にだっこされながらゆっくりと穏やかな顔で虹の橋を渡りました。

ちょうど私もお休みだったので1日中一緒に過ごすことができました。
(わかってたのかな・・・?)

 

正直なところ、具合が悪くなった当初は

「なんでもっと早く見つけてあげられなかったのか」とすごく後悔しました。

今もそれが消えたわけではありませんが、

最期の2週間、一緒に過ごした時間は私にとっても穏やかなものでした。

その時間があったからこそ、家族とみぃさんの話を笑顔でできると思っています。


このように、

腫瘍を含めて重篤な病気を抱えていたり、シニアねこちゃんとご生活されている方には

看取りの問題は避けて通れないものです。

それと同時に「これが正解」というものがない問題でもあります。

何が良いかは、ねこちゃんとそのご家族によって様々です。

つらいことかもしれませんが、少しご家族で話し合いをしてもらったり

「こんな風に思っているんだけど、どうしてあげるのがいい?」と

私たち病院のスタッフにご相談いただくこともよいかもしれません。

 

少しでもご家族の不安を解消し、ねこちゃんがなるべくしんどくないように

そして、しばらくしたら「こんなこともあったよね~」と少し笑顔で話せるような

そんなお手伝いが出来たらと思っています


動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.31 ~ただの咳かと思いきや~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

6月中旬より、本院の改装に伴いねこの病院が獣医師2名体制での診察になっています。
いつもより待合が混雑するなどご迷惑をおかけしています。
改装工事が7/7(水)に終了の目処が立ちました。
7/8(木)~は今までのように獣医師1名体制での診察になりますのでよろしくお願いします。

 

さて、谷田実家で生活している三婆(さんばば)ちゃんのうちの1匹
「ちび」さんも先日、無事に17歳を迎えました。
元々体も小さく、心臓病も抱えているのでここまで長生きしてくれて感謝です。

 

 

 

 

 

 

今回は、このちびさんのお母さん「みぃさん」の話。
虹の橋を渡って今はいないのですが、少しお付き合いいただけると幸いです。


【プロフィール】
名前:みぃ
年齢:不詳
   ちびさんのお母さんなのでちびさんの1~2歳上?
性格:歴代のにゃんズの中で一番ねこっぽい
   谷田のことは嫌い(だったな…)

 

 

 

 

 

2018年の夏の健康診断も無事に終わり、いつものようにまったりと過ごしていましたが

同年秋くらいから咳が気になるようになりました。

家庭の事情ですぐに受診ができなかったのですが

 

2018年12月25日 

数日前からご飯をあまり食べないのでさすがに母に受診をお願いしました。

血液検査、レントゲン検査など院内でできる検査を実施。

・・・・・・すると

 

              

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに正常の胸のレントゲンはコチラです↓

 

 

 

 

 

 

 

上段のみぃさんのレントゲンがとても白いことがお分かりいただけますか?

実はこれ、胸の中に胸水という水が溜まっているからなのです。

胸水が溜まっていると、肺がうまく膨らめないので呼吸がしんどくなります。

まずは
①酸素化
 大気(私たちが吸っている空気)だと、酸素不足でしんどくなるため
 酸素室を使用します

②胸水抜去
  胸に水が溜まっていると、肺が膨らめないのでよりしんどくなります
  胸水を抜くことで肺が膨らむスペースを確保します
  また、抜いた胸水を検査することで、どうして水がたまったの?ということがわかることがあります

を実施しました。

 

その結果、みぃさんの胸水は肺の腫瘍が原因で出ている可能性が高いとわかりました。

こういった胸水を「癌性胸水」というのですが、

正直、予後はとても悪いことが多いです。

 

さて、みぃさんも胸水を抜いたことで少しは楽になってくれましたが

ここからが本題です。

「予後が悪い」ということはいつ「最期の時」を迎えるかわからないということでもありました。

次回ではいずれ訪れる『看取り』の話に触れたいと思います。


※「呼吸が悪い」で来院される方へ
 この時、うちの子は検査や処置を頑張ってくれて終了することができましたが

 「少し動くだけで息が止まりそう」

 「検査で体勢を変えるのが負担」

 「治療のために抱っこするだけでも危険」

 という子もいます。
 (実際にその子にとって負担になれば心停止・呼吸停止につなるケースもあります)

 

 こういった重症の場合、獣医師が検査やすべての治療が困難と判断することがあります。

 ねこちゃんの状態をお伝えしたうえで、検査やできる治療・リスクなどをご説明させていただくようにいたしますが、

 飼い主様の中には「適切に検査や治療をされなかった」と感じる方もいらっしゃるかと思います。

 私たちもできる限りのことをしたいと思いますが、あまりにも危険が伴う場合は

 ねこちゃんのことを考え、やむおえず回避していることがあると少しでも感じていただけると幸いです。


動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.30 ~腎臓病 急性期から慢性期へ~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

先日(6/6)にくりさんが17歳の誕生日を迎えました!!
人の年齢に直すと84歳くらいです。

お誕生日の様子↓↓↓

 

 

 

 

 

 

 

 

誕生日プレゼントとして、いつものご飯(療法食)じゃないものをあげました。
嬉しすぎて、食べる勢いがすごかった…(一気食いして吐かないか心配でした。)
そしてその後、療法食イヤイヤ期が少しありました…やってしまった…


さて、前回のにゃん日誌ブログで3日間の治療で
効果が確認されたくりさん

問題はこの後
ずっと入院しているわけにもいかないので…
①どのように通院に切り替えるか
②通院にした後どのような治療が必要になるか
を考えなければいけません

 

くりさんの場合
①どのように通院に切り替えるか
 静脈点滴から皮下点滴に切り替え、腎数値の再上昇がないかを確認
 問題なければ通院に切り替える
 という方法をとりました

 

②通院にした後、どのような治療が必要になるのか
 以下の治療を継続することにしました。

 ◆療法食
   様々なメーカーさんから、多種多様な腎臓用ご飯が販売されています。
   よく食べてくれたものを使用することにしました。

 ◆投薬
  ・ラプロス:腎臓の繊維化を抑える目的
  ・ウロアクトプラス:尿路感染予防目的

 ◆皮下点滴(自宅)
  くりさんの場合、片方の腎臓が萎縮しているので
  いつ何時また悪くなるとも限りません
  そこで自宅で皮下点滴を行うことにしました

 ◆定期チェック
  体調が落ち着いていても以下の項目を3~6か月毎にチェック
  ・血液検査
  ・尿検査
  ・腎臓、膀胱エコー

上記の治療は、入院事件から3年経った今も続いています。
それぞれの詳しい内容はまた別のコラムで扱わせていただければと思います。
(書くことがいっぱいで追いつきませんね…申し訳ありません。)


このように、急性腎障害を脱しても
慢性腎臓病へ移行している(または進行していく)ことも十分に考えられます。

その場合は、ご家庭でできることを中心に
できる限りのケアをしてあげることで、腎臓への負担を軽減し
少しでもラクに元気に過ごせる時間を作ってあげることができると思っています。

 

「うちでできるのは投薬まで」
「投薬はできないけどご飯や点滴は頑張れる」
など、ねこちゃんによって治療法はさまざまです。
うちの子はどの治療ができるだろう?ということもお話させていただきますので
お気軽にご相談ください。

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子

谷田家にゃん日誌 vol.29 ~急性腎障害のその後~

こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

早くも6月になりました。
6月下旬からは、動物病院 京都(本院)にて院内改装が行われる予定です。
本院改装期間中、ねこの病院の診察時間が変更となります。
詳細はコチラ↓↓↓
6月の診療案内 | 動物病院 京都 ねこの病院 (neko-kyoto.jp)

 

ご確認の上、ご来院ください。

さて、前回のにゃん日誌で急性腎障害と診断したくりさん。
この後どうなったのでしょうか?


入院治療を選択した谷田。

治療内容は
・静脈点滴
・抗生剤の投与(尿路感染がありました)
・吐き気止め

上記治療で3日くらいしてから再度腎数値の確認を行うことにしました。

 

治療開始して翌日(だったかその夜だったか)

看護師さん「先生、ご飯よく食べてますよ!」

との報告を受けました。

たぶん大丈夫やな!と思った瞬間でした。

 

←入院中のくりさん

 入院翌日にはスリスリと機嫌でした

 

 

 

 

 

それほど、ご飯を自分で食べてくれるというのはスゴイことなのです。

特にねこちゃんは入院中に入院ストレスからご飯を食べなくなることも珍しくありません。

幸い、谷田家のにゃんズは神経が図太いのでみんな病院でもご飯をたべるのですが、

「食べる=良い傾向、食べない=まだ具合が悪い」

という指標だったのです。

 

そして運命の3日後… 結果はこちら

 

 

 

 

 

良くなっています!

ひとまず、安堵しました。

その後の治療から通院までの足取りは次回に…


何度経験しても、我が家の子の治療となると緊張と不安があります。

どうしても、獣医師としてよりも飼い主としての気持ちが勝ってしまうのです・・・。

いつも来院していただいている皆さんも同じ気持ちですよね。

そんな不安に少しでも寄り添えるように治療ができれば幸いです。

 

動物病院 京都
ねこの病院 院長谷田美和子

 

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