谷田家にゃん日誌 vol.39 ~おしっこトラブルの話~

こんにちは
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。

 

ここ最近急に冷え込みましたね…
今年は秋がない気がします…

 

←先日、窓辺で日向ぼっこを楽しんでいたくりさん。

 いや~…

 気持ちよさそうです…

 

 

 

さすがにうちの家もポカポカグッズをねこたちに準備し始めました…
シニアになると体温調節などもうまくできなくなってくる子がいますので
湯たんぽなどをうまく活用して、寒い時期を乗り切りましょう!

そして寒くなってくると増えてくるのが…
「膀胱トラブル!!」

今回はくりさんに起きた膀胱トラブルをお話します。


腎臓の治療、甲状腺の治療を順調に続けていたくりさん

ある日、

なんだかいつもよりトイレに行くな…と思っていました

しかも1回の量が少ない…

これは…膀胱炎やな…

と思いおしっこ検査をしてみると、おしっこの中に細菌が…

 

ねこちゃんの膀胱炎というと
・結晶性
・細菌性
・特発性
に大きく分けることが多いです。

 

シニアになり、腎臓機能が落ちるとおしっこの濃縮機能が落ちるので
細菌が繁殖しやすくなるといわれています。
くりさんも濃縮機能は落ちており尿比重は1.015-1.020くらい(通常1.035以上が理想とされている)
しかも女の子は尿道が短いので細菌感染しやすいとされています。

 

治療は「抗生剤の投与」になり、くりさんもお薬を飲んで無事に回復。
ここで注意したいのは

・シニアの子、基礎疾患のある子は再発率が高い
・細菌性膀胱炎が再発した場合、以前使った抗生剤が効いてくれるとは限らない

ということです。
2個目の注意点は、薬剤耐性菌という抗生剤が効きにくい菌が増えている可能性があるためです。
長期間細菌感染がある場合や頻繁に繰り返す場合は
一度、どのお薬が菌に聞くのか調べることもオススメです。

 

特に今まで膀胱トラブルがなかったねこちゃんも
一度、正常の状態のおしっこを見ておくことで異常があった際に比較ができます。
もし、ご興味を持たれた際は一度ご相談くださいね


ご来院の飼い主様から
くりさんとの「ごはんあれじゃない、これじゃない戦争」どうですか?
とご心配(?)の声をいただくことが多かったので・・・

現在、無事に終結に向かっています!あ~長かった…
気にかけていただきありがとうございます!!

動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子