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避妊・去勢手術後の食事管理について

2020.11.10

スタッフブログ

こんにちは。動物病院京都 ねこの病院 看護師白波瀬真愛です。
11月になり一気に寒くなりましたね。特に朝晩はよく冷え、朝ベットから出るのが辛くなる時期になってきました^^;

 

さて、今回は避妊・去勢手術をした後のねこちゃんの食事管理について書かせていただきます。
9.10月は今年の春生まれの子たちがぞくぞくと避妊・去勢手術をされました‼︎
(今から予定しているねこちゃん達はまた頑張ろうね(^^))

 

「避妊・去勢手術後は太りやすくなる」
と、聞いたことがある方も多いと思います。
少し詳しく説明いたしますと、術後は性ホルモンのバランス変化により、
必要エネルギー量や活動量・食欲なども変化するのです‼︎
男の子の場合、男性ホルモンによって筋肉などが活発に作られますが、去勢することによって
筋肉より脂肪がつきやすくなります。

女の子の場合、発情などによるエネルギー消費がなくなります。そして女性ホルモンには食欲抑制の作用がある為、避妊後は食欲の増加が見られます。

このことから、子猫の時のまま同じご飯を同じ量あげていたら肥満になる可能性が上がるのです‼︎
ですので避妊・去勢後はご飯の減量や、種類の変更が必要になります。

じゃあどんなご飯に変更したらいいの?ということですが、
基本的には『避妊・去勢後用』と記載のあるフードを選んでいただければ大丈夫です。
(もし、それでも体重がどんどん増えていく子は先生と相談してくださいね)

病院にも下の写真のようにいくつか種類がございますので、必要な方は一度お電話などで在庫の確認をしていただければと思います(^^)


給餌量の目安は、パッケージの裏面に記載されているので、お家のねこさんの体重と照らし合わせて決めてください(^^)

ご飯の変更をする場合、食事内容の急激な変更は嘔吐・下痢などを起こしてしまう可能性があります。
一気に変更せず徐々に新しいご飯の量を増やして、1週間から10日ほどかけて最終的に新しいご飯だけになるように調節してあげてください。

 

最後に、手術後はまず傷の回復が最優先です‼︎
傷が完全に回復してから、ご飯の変更など実施してくださいね。
何かお困りごとやご相談等ございましたらお気軽にスタッフにお尋ねください(^^)

 

動物病院京都 ねこの病院
   看護師 白波瀬真愛