2020.04.23
スタッフブログ
こんばんは。動物病院京都 ねこの病院 副院長の小川 修平です。
当院は京都市上京区にある猫専門の動物病院です。
この子は当院待合室のキャットウォークにいる、「おきばりやす舞子」ちゃん(通称 まいちゃん)のお仕事後の姿です。
病院の看板猫としていてくれるだけでなく、輸血が必要になった猫さんに血液を少し分けてくれる供血猫としても活躍してくれています!
最近、くしゃみや鼻水、咳で来院される猫さんが多いです。
子猫さんが多い時期で、猫風邪という細菌やウイルスが悪さをする鼻炎や気管支炎の場合も多いですがそれ以外の原因の場合もあります。
特にこの時期特有の「花粉症」により鼻炎や気管支炎の症状が出ることがあります。
花粉症、、、とてもつらいですよね。自分もヒノキアレルギーなので春~初夏にかけて鼻水がだらだら出ます。
本日はそんな猫さんの花粉症についてまとめてみました!
・症状
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみが多いです。
猫さんは目や鼻以外にも皮膚に症状が出る場合が多いので要注意です!
特徴としては、毎年特定の時期に症状が出る、などの場合は注意が必要です。
・治療
花粉によるアレルギー反応を抑えるためにステロイド剤や抗ヒスタミン薬を使用します。
ただし、花粉症と診断するのが難しいため他の病気でないことを確認していくのも大切です。
・予防
猫さんは人間と違いマスクができないので、それ以外の予防法が必要になります。
人間でも同じですが、部屋に入る花粉の量を減らすために、衣服をよく掃ってから室内に入る、洗濯物を取り込む際にもよく掃う、などが大事です。
また、室内で飛散する花粉の量を減らすために掃除をこまめにすることも大事です!
以上、猫さんの花粉症について簡単にまとめてみましたが、上記の症状で、実はウイルスや細菌が悪さをしていることなどもありますので症状がひどくなる前に一度ご相談ください。
花粉も病気も予防して猫さんと楽しい時間を過ごしましょう!
動物病院京都 ねこの病院
副院長 小川 修平