ねこちゃんのめやに、鼻水が出ている時

こんにちは。京都市 北区にある動物病院 京都および京都市上京区 ねこの病院 獣医師 尾関 康江です。
動物病院京都 ねこの病院は京都市上京区にあり、北区・右京区・中京区からもアクセスしやすい場所にあります。
近くには北野天満宮があり、もうすぐ秋の収穫に感謝を示したお祭り、ずいき祭があるそうです。

随分と長い間ブログの更新をしておりませんでした。文才がなくいつも途中まで書いて諦めてしまっていました。
また、少しずつ更新していきますので、お待ち下さい。
今回は最近、ねこの病院で多い、結膜炎(眼脂)やくしゃみ(鼻汁)といった症状が出る”ねこ風邪”についてです。

”ねこ風邪”はFVRと略され、正式名は猫ウイルス性鼻気管炎といいます。主に猫ヘルペスウイルスⅠ型が、それに加えてカリシウイルスが複合感染して生じます。幼少期または高齢のねこちゃんに多く診られます。まず、幼少期は母猫からの移行抗体がなくなる8週齢くらいに起こります。母猫がウイルスキャリアーである場合、グルーミングによって子猫にうつしてしまいます。また、多頭飼いをされているお家では、同居ねこちゃんとの接触やくしゃみの飛沫によって感染します。また、子猫の時にかかった”ねこ風邪”が治っても、ウイルスが死滅したわけではなくて神経の神経細胞の中に潜伏しています。ですので、年齢が立った後も、加齢やストレスで免疫が下がった時にこのヘルペスウイルスが、鼻や眼から排泄され、眼脂やくしゃみが出ます。
症状が軽い場合は、外用の目薬で対応出来ますが、重い場合は発熱したり食欲が落ちますので、抗生物質の飲み薬、インターフェロン製剤、必要があれば皮下補液を行って加療をします。治療をしても治りが悪い場合は、”ねこ風邪”をおこす他の病原体を調べるために、結膜に綿棒を当てサンプルを採取し、外の検査センターへ遺伝子検査を委託する場合があります。
また、”ねこ風邪”と同じ症状を引き起こす、肺炎、気管支炎、胸水や肺水腫などが起こっている場合もありますので、そのときはレントゲン検査や超音波検査が必要になります。

幼少期は体重測定、去勢・不妊手術などで、病院に来る機会がありますが、2年目以降は病院に来るきっかけが減ってしまいます。ワクチン接種をすることで、”ねこ風邪”を完全に予防できるわけではありませんが、万が一発症しても症状が軽く、外用薬だけで対応できる場合が多いです。定期的な健康チェックも兼ねて、是非病院まで足を運んで下さい。また、なにかお困りのことや最近気になる症状があれば随時相談(お電話でも構いません)下さい。診察などですぐに対応出来ない場合もありますが、その際は診察後または折返しご連絡させて頂きます。

朝、晩と少し肌寒くなってきましたので、体調崩されませんようお過ごし下さい。

動物病院 ねこの病院
獣医師 尾関康江