2021.08.02
スタッフブログ
こんにちは。
動物病院 京都、ねこの病院院長の谷田美和子です。
今年も祇園祭の山鉾巡行が新型コロナウイルス感染症の影響で取りやめとなり
少し寂しい夏になりました。
いよいよ梅雨が明け、本格的な夏の到来ですね。
←先日の東京2020の開会式
じっと見つめています
さて、前回のにゃん日誌にて
新たに「甲状腺機能亢進症」が判明したくりさん。
この病気は何なの?治療はどうするの?というところですが、
病気のことは別のブログでお話させてもらいますね…
治療としては
①外科手術
甲状腺が腫瘍化している場合に、摘出することでホルモンが出ることを防ぎます。
②内服
チアマゾール(メルカゾール)というお薬を飲みます。
ホルモン拮抗薬として、体内の甲状腺ホルモン濃度を下げます
③ご飯
甲状腺用のご飯があります
の大きく3つがあり、どれかを使用(または組み合わせる)ことがほとんどです。
くりさんの場合15歳と高齢だったことと、慢性腎臓病もあったため
②の内服で治療を行うことにしました。
治療後1~2週間ほどで、よく鳴くという症状もおさまり、
体重も戻ってきてくれていました。
しかし、お薬の量は猫ちゃんの年齢や体調などでも変更が必要になります。
(詳しくは次々回のブログでご紹介します!)
同じ病気で治療している猫ちゃんは
定期チェックを受けて、お薬の量がねこちゃんの体調に合っているか見ていきましょうね。
動物病院 京都
ねこの病院院長 谷田美和子