動物病院 京都 ねこの病院

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2017.07.18
ねこちゃんの口内炎について パート3

こんにちは。動物病院 京都、ねこの病院 獣医師 尾関 康江です。

気温がぐんぐん上がり、暑い日が続いていますが体調は崩されていませんか。
私は暑いのが苦手で、早くも夏バテ気味です。
今回は以前お伝えした、歯肉炎および口内炎をレーザーで治療している子が、継続治療により現在も良い状態が続いていますので紹介します。

歯肉炎、口内炎は猫ちゃんで中々完治しない病気の1つで、飼い主様から口周りを気にしている、ご飯が食べづらそう、涎が目立って心配という声を聞きます。
教科書的には中年齢~高齢の猫ちゃんに多いとされていますが、若齢の猫ちゃんでも猫エイズや猫白血病ウイルスにかかっている子は早い時期から炎症が目立つことがあります。また、混合ワクチンを打っていない子では、発症しやすくなります。
重症になると、歯石除去および抜歯処置がないと根治が難しいです。また、抜歯しても炎症や痛みが治まらない場合、レーザー治療や抗炎症鎮痛剤を併用します。レーザー治療は口腔内の環境を良い状態に保ったり、炎症や痛みを抑えることが出来ます。
また、高齢や麻酔のリスクがある猫ちゃんでは、麻酔処置が難しい場合があります。この場合にも、レーザー治療が有用なことが多いです。歯の処置をしていないため、即効性があるわけではないですが、継続することで炎症を抑えることができて、口腔内の状態を良化させることができます。

前回歯肉炎のブログで紹介をした子は、飼い主様のご協力もあって、抜歯後レーザー治療を、週に1回の間隔で実施しています。現在で20回程継続しています。
抜歯処置後
写真1枚目:レーザー前、2枚目:レーザー後、3枚目:レーザー前、4枚目:レーザー後になります。
上2枚が右側、下2枚が左側の歯肉になります。

右側歯肉 レーザー前

右側歯肉 レーザー後

左側歯肉 レーザー前

左側歯肉 レーザー後

左右ともに上顎部の歯肉の増生は良化し、赤く腫れ上がっていた下顎部の歯肉もほぼ正常な状態を維持しています。レーザーを何回か照射させた後状態が良化したので、治療を1週間毎から2週間毎に頻度を減らしたところ、すぐに悪化し、体重が減ってしまいました。
このため、現在は週1回のレーザー治療を継続し、痛み止めなどの内服はなしで良い状態が保てています。

このように猫ちゃんの口腔、歯肉のトラブルに対して根治は難しいですが、レーザー治療が有用であると思います。
レーザーを当てることでの患部の痛みはありません。上記の猫ちゃんは口を開けて歯肉が赤い部分にレーザーを照射していますが、口を閉じた状態で照射することも可能です。
もし、口の痛みで食欲が落ちていたり、食べづらい、また高齢で麻酔下での抜歯の処置が難しい猫ちゃんがいましたら是非当院までご相談下さい。
なお、レーザーの機械が本院にしかないため、照射処置は本院で実施することとなります。予めご了承下さい。

動物病院 京都
ねこの病院
獣医師 尾関康江

 

 

 

 

 

 

 

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